門前の小僧、『維摩経』を読む  維摩会(春秋館)で参禅ライフ5

仏と菩薩と聖声聞と独覚との過去現在未来のすべてに礼拝し奉ります。

それでは、一章の「仏国品」の続きを、ご一緒に読んでいきましょう。

 

共の名を、等観菩薩・不等観菩薩・等不等観菩薩・定自在王菩薩・法自在王菩薩・法相菩薩・光相菩薩・光厳菩薩・大巌菩薩・宝積菩薩・弁積菩薩・宝手菩薩・宝印手菩薩・常挙手菩薩・常下手菩薩・常惨菩薩・喜根菩薩・喜王菩薩・弁音菩薩・虚空蔵菩薩・執宝炬菩薩・宝勇菩薩・宝見菩薩・帝網菩薩・明網菩薩・無縁観菩薩・慧積菩薩・宝勝菩薩・天王菩薩・懐魔菩薩・電徳菩薩・自在王菩薩・功徳相厳菩薩・獅子吼菩薩・雷音菩薩・山相撃音菩薩・香象菩薩・白香象菩薩・常精進菩薩・不休息菩薩・妙生菩薩・華厳菩薩・観世音菩薩・得大勢菩薩・梵網菩薩・宝杖菩薩・無勝菩薩・厳土菩薩・金髻菩薩・珠髻菩薩・弥勒菩薩文殊師利法王子菩薩という。

是の如き等の三万二千人なり。

 

虚空蔵菩薩や観世音菩薩や弥勒菩薩は聞いたことがあると思いますが、

たくさんの菩薩様がいらっしゃるのですね。

菩薩とは、菩提を求め,衆生を救おうと願って六波羅蜜の行を修める人のこと。

元来は釈尊が悟りを開くまでの前生をさしたが、大乗仏教の興起後は、

大乗の教えを奉ずる人の通称となった。また仏に次ぐものとして大乗経典は

観音・弥勒・普賢・勢至・文殊など多くの菩薩を立て、歴史的にも竜樹尊者や

世親尊者らに菩薩の名前を付けるが、日本では高僧に贈る称号として用いられた。

(参照資料:平凡社百科事典マイペディア)

玄奘三蔵法師も学ばれたナーランダ僧院(インドビハール州ナーランダ県)