門前の小僧、『維摩経』を読む  維摩会(春秋館)で参禅ライフ6

仏と菩薩と聖声聞と独覚との過去現在未来のすべてに礼拝し奉ります。

それでは、一章の「仏国品」の続きを、ご一緒に読んでいきましょう。

 

また万の梵天王尸棄等有り、余の四天下より仏の所に来たって法を聴けり。また万二千の天帝有り、亦余の四天下より来って会坐に在り。余の大威力の諸天・龍神・夜叉・乾だつ婆・阿修羅・迦楼羅緊那羅・摩ご羅伽等悉く会坐に来りぬ。

諸の比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷らも、倶に会坐に来りぬ。

 

「比丘」は男性の出家修行者。

パーリ語のビックbhikkhuの音写で、もともとは「食を乞う者」という意味が

あったようです。

比丘尼」は女性の出家修行者。

「優婆塞」は男性の在家信者で、「優婆夷」は女性の在家信者のことです。

ナーランダ僧院(筆者撮影)